災害時における避難と避難所での感染症対策について

災害時における避難と避難所での感染症対策について

令和2年7月  

 災害発生に伴う避難については、密集した空間の中での集団生活等により、新型コロナウイルスやインフルエンザをはじめとする感染症のリスクが高まる危険性があります。少しでも感染リスクを軽減するため、下記内容について地震や風水害発生時の避難に備え準備をお願いします。

御宿町総務課

災害時の避難に備えて

在宅避難・親戚や友人の家などへの避難の検討

 新型コロナウイルス感染予防の観点から、避難所が過密状態になることを防ぐため、従来の避難所への避難にとらわれず、自宅での安全確保が可能な場合は在宅避難、また、安全な地域にお住まいの親戚や友人宅への避難についてもあわせて検討してください。

 また、既往症をお持ちの方や避難時の体調に不安を感じる時には、避難所における感染リスクの軽減のため、下記指定避難所以外への避難をお願いします。

非常持ち出し品の確認

 準備している非常持ち出し品に加え、避難所での飲料水や軽食のほか、感染予防対策用品として、マスク、体温計、ビニール袋、アルコール消毒液、ウェットティッシュ等をお持ちください。

避難先の確認

 お住まいの地区の災害のリスクを確認するとともに、指定された避難所までの避難経路や避難に要する時間について、あらかじめ確認してください。

 なお、避難にあたっては、特定の避難所への集中を防ぐため、指定された避難所への避難をお願いします。

指定避難所 住所
御宿中学校体育館 新町68-2
旧岩和田小学校体育館 岩和田1077
布施小学校体育館 上布施909

※避難時に発熱等の症状のある方は、感染症予防の観点から、別に開設する避難所の利用となります。

 

避難が必要となったとき

 災害情報や避難情報を確認、躊躇なく自分の命を守る行動を

 災害の恐れがあるときは、災害情報や避難情報を確認するとともに、まずは避難の時期を逃すことなく自分の命を守る行動をとりましょう。

 災害時における住民のみなさんへの避難の呼びかけには、「避難準備・高齢者等避難開始」、「避難勧告」、「避難指示(緊急)」の3種類があり、危険度や切迫性は、避難準備・高齢者等避難開始→避難勧告→避難指示(緊急)の順に高くなります。

 

災害時における住民のみなさんへの避難の呼びかけ

警戒レベル3【避難準備・高齢者等避難開始】

 避難に時間のかかる高齢者などの要配慮者とその支援者は避難場所等へ立ち退き避難を開始する。その他の人は避難の準備を整え、気象情報などに注意し自発的に避難を開始する。

警戒レベル4【避難勧告】

 速やかに避難場所へ避難を開始する。

 避難場所への避難がかえって命に危険を及ぼしかねないと自ら判断する場合には、「近隣の安全な場所」※1への避難や、少しでも命が助かる可能性の高い避難行動として「屋内安全確保」※2を行なう。

警戒レベル4【避難指示(緊急)】

 既に災害が発生していてもおかしくない極めて危険な状況となっており、未だ避難していない人は、緊急に避難場所へ避難する。

 避難場所への避難がかえって命に危険を及ぼしかねないと自ら判断する場合には「近隣の安全な場所」※1への避難や少しでも命が助かる可能性の高い避難行動として、「屋内安全確保」※2を行なう。

※1 近隣の安全な場所:避難場所ではないが近隣のより安全な場所・建物等

※2 屋内安全確保:その時点に居る建物内において、より安全な部屋等への移動

 

○避難勧告等の発表については、町の防災行政無線等により広報します。

 避難情報の発表とあわせ、避難所の開設についてお知らせします。

○ペット同行避難について

 ペット同行避難については、ケージの用意をお願いします。また、避難所内では他の利用者へ配慮をお願いいたします。

 

避難所内における感染症対策へのお願い

体調チェックへの協力のお願い

 避難所の利用時に体調チェックを行います。問診表への記入、提出をお願いします。

②係員の指示への協力

 避難所内では、避難者同士の十分なスペースの確保のため、待機場所についての指定や感染防止対策の衛生管理など、係員の指示にご協力ください。

③手洗い、マスクの着用などの基本的な対策の徹底

 避難所においては、頻繁に手洗いするとともに、マスクの着用などの基本的な感染対策を徹底にご協力ください。

④避難所の衛生環境の確保

  避難所内の設備等の衛生的な使用にご協力ください。

 

担当課:総務課