手足口病に注意しましょう!

 手足口病が全国的に流行しており、千葉県においても患者報告数が過去20年間で最も多くなっています。今後、更なる発生が予測されますので、感染にご注意ください。

手足口病とは?

 手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。子どもを中心に、夏に流行します。

 主な患者は5歳以下の乳幼児ですが、大人でも感染することがあります。

感染経路は?

飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。

症状は?

 手のひらや足の裏、おしりなどに米粒大の水疱が出ます。3人に1人の割合で発熱がみられますが、高熱にならないことがほとんどです。

 また、口の中にも水疱や赤い発疹が見られます。およそ3~7日程症状が見られます。

ほとんどの場合は数日間のうちに治る病気ですが、まれに髄膜炎や脳炎、心筋炎など、重症化することがあります。

治療法は?

 特別な治療薬はなく、対処療法となります。

予防するには?

 手足口病には有効なワクチンや、発病を予防できる薬はありません。

 また、症状が落ち着いた後も2~4週間にわたって便からウイルスが排泄されることがあります。感染を予防するために、次のことを心がけましょう。

・大人も子どもも、外から帰った後、食事の前、トイレの後、おむつの交換後などに、流水と石けんでしっかりと手を洗いましょう。

・便や使用済みおむつを処理する時は適切に処理しましょう。

・タオルの共用は避けましょう。

 

関連リンク

手足口病に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)

 

 

担当課:保健福祉課